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三十六人衆

Concept

庄内の純粋

冬空をあおいで、静かに春を待つ。
耳を澄ますと聞こえる、麹の息吹。
こんなにもこんなにも清らかな水。
一雫は蔵人の心に応える天の賜物。
この酒、三十六人の守り人の純粋。

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The Craftmanship

この酒は一期一会。

冬の月が天頂に差しかかるころ、麹室を出た蔵人たちは寒空を見上げる。世界は静まりかえっているが、酒蔵では、積まれた麹蓋の中で麹たちの夜宴が始まる。蓋麹製法は杜氏が培った技によるもので、コンマ1度の繊細な温度管理をかなえる。米麹は生きている。生きているから自由である。蔵人たちは手を尽くすが、麹も酵母も天の機嫌にゆらぎながら酒へと姿を変えていく。風土は常に安定しない。ときに天と和み、ときに天に抗う。手造りのこの酒に、ひとつとして同じ酒はない。

麹室での手作業の様子

Nature of Shonai

庄内平野は
ふたつの山の物語。

鳥海山と月山から流れる水が平野に豊穣をもたらす。すべてが凍てつく冬から生命が芽吹く春へと庄内の生は流転する。生きとし生けるものがめぐりめぐる。鳥海山は生の山、月山は甦りの山。古くから人々は2つの山に生まれ変わりを見てきた。月の山から流れる赤川の伏流水から清冽なこの酒は生まれる。口にすればたちまち、あなたにも流れる庄内の物語。

36 Guardians

三十六人衆は
守り人である。

中世、東の国を追われた一人の姫を守りながら、三十六人の臣下は、山を越え庄内平野にたどりついた。平和を手に入れ、根を下ろし、まちが興った。以来、幾百年の時が流れ、このまちは北国の要衝として栄えた。「三十六人衆」の酒を造るのは、この地で育った蔵人たちである。急がず、はやらず、華美を厭うまっすぐな気性は今もなおこの地に息づいている。この酒は、中世から受け継ぐ落ち着きと静かなる勇敢さを秘めている。

Products

三十六人衆飛天
大吟醸 秘伝

天に舞い上がる華やかな吟醸香。大吟醸ながらも酒気が強すぎない唯一無二の絶妙。優雅でまろやかな風味は、三十六人衆シリーズの最高傑作にふさわしい仕上がり。

原料米 山田錦100%
精米歩合 35%
アルコール度数 17%
飲み頃温度
容量 720ml、1.8L

庄内に咲く雪華の、白

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三十六人衆水天
純米大吟醸

淡麗な香りと後味は、水面に映る空のように透き通っている。上質な山田錦ならではの香りとうまみを引き出した作品。だれもを惹きつける、純米大吟醸の到達点。

原料米 山田錦100%
精米歩合 50%
アルコール度数 15%
飲み頃温度
容量 720ml、1.8L

水に浮かぶ夕雲の、セピア

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三十六人衆暁天
純米超辛口

端正ですっきりとした香味が広がる辛口。夜明けの空の色を思い浮かべる、鮮烈で純粋な仕上がり。辛さのなかにもうまみと果実香を残した、6号酵母と美山錦の傑作。

原料米 美山錦100%
精米歩合 60%
アルコール度数 15%
飲み頃温度
容量 720ml、1.8L

月山から照る夜明けの、赤

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三十六人衆蒼天
純米酒

庄内の空は青く高く、水もまた青く透き通っている。飲み飽きないさわやかさにたどりついた65%の精米歩合。山形酵母、庄内の水と米、人がつくった生粋の山形の酒。

原料米 出羽の里100%
精米歩合 65%
アルコール度数 15%
飲み頃温度 冷または熱
容量 720ml、1.8L

どこまでも雪晴れの、青

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三十六人衆白雨
大吟醸酒粕焼酎

山田錦の大吟醸と純米大吟醸から生まれた、芳醇な米の香り。まれにしか出会えない、天から舞い落ちる美しい米の滴。

原料 大吟醸酒粕、米
アルコール度数 25%
飲み方 ロック/お湯割り
容量 720ml

不意に頬をうつ夕立の、白

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三十六人衆春姫
おばこ梅酒

雪国に春を告げるおばこ梅は、庄内の超希少品種。さっぱりとしながらも深みある梅の甘味と酸味と、クリアな酒の均整。

原料 梅、日本酒、醸造アルコール、砂糖
アルコール度数 11%
飲み方 食前:炭酸割り 食後:ストレート、ロック、お湯割り
容量 720ml

庄内を駆ける春風の、薄紅

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Brand

「天」の一文字にも見える、「三十六」の漢字を組み合わせたシンボルには、庄内平野と象徴的なふたつの山のシルエットが浮かびあがる。良い酒に仕上がるようにと、蔵人たちはその祈りを天に託す。

最上川の急流が運ぶ砂は、風早な庄内の海岸に砂丘をつくった。その砂害からまちを守るために黒松の森が築かれた。三十六人衆の蔵は、その木立の奥、「黒森」の地にひっそりと佇む。

庄内平野は日本の米どころ。中央にしつらえたシンボルの金色は、輝く稲穂の実りを映す。

Brewery

菊勇

明治30年から続く菊勇は、庄内人の杜氏と蔵人による、伝統的な蓋麹製法を今もなお受け継いでいる。徹底的に手造りにこだわる酒造りは、国内外で高い評価を得ており、厳しい冬を越えるころに、透き通るような飲み口の酒を搾る。

鳥海山、月山、最上川という庄内平野の風景をひとつの視野に収められる絶好の立地にあり、いかに風土に恵まれようとも、それに甘んじることはない。人の思いに天が応えてくれるとは限らない。はやらず、あせらず、造りと向き合い、ときに祈る。

受賞Awards from 1990 to 2022

全国新酒鑑評会 / 金賞17回
International Wine Challenge / トロフィー3回
全米日本酒歓評会 / 大吟醸Aの部 金賞8回、純米の部 金賞5回

菊勇株式会社

山形県酒田市黒森字葭葉山650番地